最強伝説黒沢1巻を読んだ感想(ネタバレあり)

最強伝説黒沢1巻を読んだ感想。

(ネタバレあり)

この漫画のテーマは孤独感だと思う。黒沢の気持ちに感情移入してしまい、ジワジワ胸を締め付けるものがある。年をとると孤独感に強くなってくる気もする。妻や子がいるため今はなかなか感じるものがないが、はたと思い出す。私の信条では人は常に一人で孤独だとは思っているが、やはり人と関わらぬオレはいったい何のために生きているのだろうと思うのだろう。なんだかんだ言って家族に振り回されているうちは花なのかもしれないと思ったりもする。40、50、60にして独身の男性を見ると、勝手ながら心境をお察しして、なんだか居たたまれぬ気持になる。家族があれば別の悩みがあり、家族があっても孤独感はある。ないものねだりの面もあるかもしれないが、人の人生はそれぞれだし感じ方もそれぞれだが、なんだか自分には黒沢の気持ちがよく分かってしょうがない。

そして、善意をほどこしてみても、他人からはカほども相手にされない黒沢。

そればかりか、何か期待していた自分が気恥ずかしくなる。

逆に自分を省みぬ他者に憤りを感じはじめる。

自分の卑しさや女々しさと誰からも相手にされぬ孤独感という2重苦が、読者にも腹を抉るような大波となって何度も押し寄せる。

——少なくとも私には。。

最近、こんなんにも心を抉る漫画があっただろうか。

自分ほど気にもかけてぬやつらが評価されて、やればやるほど自分は不利になる。

この漫画では「人望がない」と表現されるが、もっともっと深い孤独がある。

福本伸行は天才だと思う漫画の1つである。

新黒沢最強伝説(1) [ 福本伸行 ]
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