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軽井沢プリンスホテル、組織のどこに問題があるか?

同社によると、軽井沢プリンスホテル(長野県軽井沢町)では今年4月から、一部の料理に使っていた韓国産などの野菜をメニューやホームページで「信州高原野菜」と表示。都内のホテルでは、「地鶏」と表示できない国産の鶏肉を地鶏としていたケースもあった。

読売新聞 6月24日(月)18時25分配信

軽井沢プリンスホテルで産地偽装について。どうであるにせよ信用がかなり失墜した感が強く、軽井沢プリンスホテルは二度と利用したくないという思いが強いが、気になることがある。組織のどこに問題があったのだろうか?…ということ。ここのところが重要になってくるように思える。

はじめは組織ぐるみの犯行(?)な気がした。

だが単に、ホームページなどの販促系情報を加工する人たちが、いつものワークフローで別の料理を信州の野菜だと思いこんで誤った掲載をしてしまったのではないか?という推測もできなくもない。…ということはだ。恒常的に韓国の野菜を使っているというだけならば、ネトウヨはともかく一般の人なら許せるかもしれない(許せないかもしれない)。韓国の野菜をつかってはならないというルールは、別にないだろうから。

ただし、全ての野菜を国産でまかなっているというのであるならば、別の問題が発生する。先に述べた組織ぐるみの犯行もそうだが、料理を仕入れている人間、その会計責任を負っている人、仕入れた商品が何であるかは調理する人間もふつうは分かる(納入業者やパッケージケース/ダンボールなどを見ればわかる。)それを経営者が見て見ぬふりをしていると、もはや犯罪レベルになる。刑事罰を問いたいくらいだ。

どういうワークフローでこういうことになったのか軽井沢プリンスホテルは明確に情報を開示すべきであろう。

www.princehotels.co.jp/press/2013

ところが読売新聞に出ているだけでプレスリリースすら出ていないけどいったいどうなっているのか?返金するとかしないとかのレベルの問題ではない。というか返金で済むと思っているところが大甘。甘すぎる。

よしなしごと、その5。PRしよう。

曲がりなりにもかつてWEB-PR屋さんのベンチャー企業に在籍し、今も広報・PRに関連しないでもない微妙なお仕事に関係している手前、広報・PRについてしっかり学ぼうと思いPR・広報に関係する本をいくらかまた購入した。また広告というコストをまったくかけずに、弱者が自らの持つ商品やサービスを安価またはただ同然で、社会(パブリシティ)に価値をうたえるのは、重要な商売スキームの1つの手(という表現が適切か分からないが…)であろうと言われていることに大変興味がある。

弱小だろうが大手だろうが、「○○という新聞や××という雑誌に、ウチのサービスが掲載されたのですよ!」と言いたいものに決まっている。だが、そう仕向けることの具体的方法を知っていて実践している人は少ないのではないだろうか。日経新聞の一面に掲載される方法を知っていると言っていた人に会うことが過去に何度でもあったが、それがPRを代行するという1つの価値提供などとは(商売の教養が無い人にとって)あまり興味がないなんて場面いくらでもあるわけだ(私がそうだったと言いたいだけです)。

WebPR会社の社長に「PRって広告みたいなものですよね?」とか「PRってプレスリリース(press release)の略だと思っていた」などと言って怒りを通り越してあきれられたことがある。特殊な業界であることはプログラマ同様、非プログラマに理解されないことと同様に、広報部PR会社というものは非広報部に理解されないものである。中小企業向けのサービスなんて金がそうそうとれるものではなく、なんかのたし(コラボってパブリシティへのコミュニケーションをうたって自分のビジネスに巻き込もうと企む人はいくらでもいそうだし(というかWebPR会社のオーナーがそうだった)WinWinをうたいながらリスクなしにWinな印象がある…ああ、歪んでいるな私)にしかならない。

うまくマスコミを活用すれば売上に大きく貢献するにも関わらず、そういう無知なまんまの態度は非常にもったいないと思う。非広報・非PR会社の人の知識が無いことはもったいないなーと思う直感的に思うということ。専門家に専門分野を学ぶ時間がないからこそ、その知識に対価を支払い時間や労力を節約するものだが、誰にでも最低限の知識はあるべきだというのが持論。どこまでどれくらい?というのは難しいけど。例えば、法律屋(弁護士、司法書士、行政書士)の彼らに仕事を頼むにせよ商法についての基礎知識は持っておくべきだし、税理士/会計士に領収書を丸投げするにしても決算書類の読み方くらいできないとダメだ。これは驕りかもしれないがコンピュータを使用するならばコンピュータの基礎原理くらい勉強しておいたほうが貴方のためではないのか?と思う。それは相手がもう少し私の気持ちを理解してくれていたら助かるんだがという自分本位な意見も含むが、なにより知識を持つことは相手のためなのだと強く思う。これは直感だし、世の中の専門家は言っても通じないというか言えば相手の腹が立つものだから、ふつーは「お前、もっと勉強しろよ」とは言わないことだが「もっと知識を持つ方が貴方のビジネスのためだよ」と思っちゃうのは、PR・広報の業界人でも同様なのだと思う。だから勉強しようってこと。

また恐らくだが、社長と深くかかわる広報だからこそ、社長とのコミュニケーションに苦しむんじゃあなかろうか。CCOという立場はCIOと同様に、こちらの立場に理解無き経営陣はじめ各企業の部門に深く切り込んでいかなければならない存在だ。広報魂ならぬ強い知性とプライドが無ければ務まらぬ仕事であり、孤高の一途をたどる人の立場に立つというのは、新しいモノの見方ができるようになるという点で非常に新鮮な感じがする。誰しも新鮮なものを好む。

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…というわけで、広報業界のオピニオンらしい山見博康氏の「この一冊ですべてがわかる広報・PRの基本」を購入した。あとブックオフでいくつかWebPR関連の本を買った。これで完璧だろう。(完璧なんていうのは驕りだが、あとは実践的なナレッジが重要なのだと思っている。)